October,1996携帯電話、旅行と最近流行のものをテーマにしてきたが、もっと時代に流されん重厚なテーマはないか?と考えておったのじゃ。これといったあてもないうちに、「日経ネットナビ」のホームページにアクセスし、「私が見つけたホームページ」を見ておったのじゃ。するとふとこんな紹介文が目に止まったのじゃ。
工芸職人がこだわりや、作品制作の過程をネット上で公開をしようとしている職人ならではのページです。
作品制作や企画の現場を公開したり、プレゼントにも最適な、素敵な”器”を工房値で、うるし通信にのせて職人のこだわりをお伝えします。
複雑な流通形態の中で、こだわりの物作りが困難になって来ています。 使い手と作り手のこだわりを、双方向性の可能なインターネットで伝えあう事が出来れば、今までにないオーダーの魅力を、手軽にネット市場で得れるといった事にチャレンジしたいと思っています。
しかし、インターネットで直販するとなると話が違ってくるわい。流通過程が大幅にカットされるので、値段は当然安くなる。しかも、ホームページとメールをうまく使えば、直接画像を見ながら職人に蒔絵を誂えてもらうことができるではないか。そのうちインターネット電話が普及すればもっと簡単にできるじゃろう。今まで職人の近くに住む人しかできなかったことが、突然世界中どこにいても可能となるのじゃ!もしかするとデジタル世代のインターネットは極めてアナログな世界の職人芸を復活させるかもしれん。そんな期待をしながら、わしはまたご主人様の名前を借りてこんなメールを送ってみた。
日経ネットナビの「おもしろいページ」から来ました。結婚でお祝いをもらった親戚のおばさま方に適当なお返しを探しています。数千円から1万円までのもので何かいいものはないでしょうか?ありましたら購入を検討しますので、よろしくお願いします。「インターネットで発信する理由」を興味深く読ませていただきました。実は私は「電脳乞食 Internet Beggar」というホームページを主宰しております。このページはまさに消費者と商品の作り手との交流を盛んにし、いいものをできるだけ安く手に入れたいという目的で公開しています。私のホームページは企業に無料モニターをメールで物乞いするなど、一見おもしろおかしく作ってありますが、今までの読者の反響を見ますと、十分その主旨がお伝えできているように思います。
私が漆ネット(ホームページの中で漆ネットというサービスをしておる)の会員となることで、「何かをもらった」(例えばホームページに紹介している本など)とか、「こんな得をした」ということが実感できれば、「職人のホームページ」をご紹介させていただきたく思います。ともに作り手と使い手の理解を深める方法を模索できればと願っております。よろしくお願いいたします。
P.S. 少し画像サイズが大きく、読み込みに時間がかかりました(色をきれいに見せようと思うと難しいのう)。美しい漆器が早く見れるようにご検討よろしくお願いいたします。
→その返事はこちらじゃ!
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shige1@ari.bekkoame.or.jp Shigeo Morimoto